コムソフィア賞は

上智大学の関係者で優れた仕事をした方に、毎年贈っています。

これまでに、1991年第1回の江畑謙介氏(故人)(1973理機)を皮切りに、アンコール遺跡の調査研究保存に尽くされた上智大学外国語学部教授(現・学長)の石澤良昭氏(1961外仏)、タレントで国際的にも多方面で活躍しておられるマリ・クリスティーヌ氏(1979国際比文)、日本の不良債権とヤクザの関係に鋭い論陣を張っている「Forbes誌アジア太平洋支局長」のベンジャミン・フルフォード氏(59比比)、「男はつらいよ」など山田洋次監督のシナリオを担当して映画文化の向上につくされた、元松竹監督で脚本家の朝間義隆氏(1965外英)、従来のニュース報道にない新しい視点を開拓したフリーのテレビ・キャスターの安藤優子氏(上智大学大学院グローバル・スタディーズ研究科在学)、「千の風になって」訳詩歌の創作活動とその成果で世界に貢献した新井満氏(1970法法)、同時通訳の草分けの一人として現在もなお国際舞台で活躍中の鳥飼玖美子氏(1969外西)、「本屋大賞」という新風をおこし出版不況に一石を投じた嶋浩一郎氏(1993法法)、フォトジャーナリストとして世界で活躍中の安田菜津紀氏(2010総教)など27の授賞式が行われ、全45名の方が受賞されています。(2019年4月現在)

道伝さんかこんでの集合写真
(第27回受賞:道傳 愛子(どうでん あいこ)さん)

ちなみに27回目の2018年には、長年NHK国際報道の現場で取材して来られる中、近年はノーベル平和賞を受賞されたマララ・ユスフザイの自伝『マララ 教育のために立ち上がり、世界を変えた少女』(岩崎書店)の翻訳でも注目を浴びた道傳 愛子(どうでん あいこ)さん(1988外英)が受賞されています。