日時:2014年6月28日(土)13:30~17:00
場所:主婦会館プラザエフ地下2階、多目的スペース・クラルテ
6月28日(土)13時30分より、「第27回マスコミ・ソフィア会総会」と「第24回コムソフィア賞授賞式」が、JR四ツ谷駅前・主婦会館プラザエフ地下2階、多目的スペース・クラルテにて、会員約50名の参加の下開催されました。
主婦会館プラザエフの正面
玄関前の彫像
地下2階、多目的スペース・クラルテの模様
準備する幹事のみなさん・・
■第27回年次総会議事
毎年同様、 校歌のメロディーから総会がスタート。総会の司会は、元日本テレビアナウンサーの菅家ゆかり(’81文新)さんが司会を担当。新田三千典(’59文哲)総会実行委員長の「開会のことば」で幕を開けました。
司会の菅家ゆかりさん
新田実行委員長
開会のはじめに、新田実行委員長より、6月17日に逝去されたマスコミ・ソフィア会の濱口浩三会長への27年に渡るご尽力に哀悼の意を述べるとともに、ご長女の濱口久仁子さんからいただいた会員のみなさまへのメッセージを代読。そのあと全員で起立し、黙祷を捧げました。
濱口久仁子さんからの会員のみなさまへのメッセージ(クリックで原文表示)
全員で黙祷
高祖敏明理事長/戸川宏一副会長
続いて磯浦康二代表幹事から挨拶、ならびに、来賓として上智学院・高祖敏明理事長(’71文哲)、ソフィア会副会長・戸川宏一氏(’63経商)より祝辞をいただきました。
高祖理事長からは、時代とともにマスコミという言葉の意味が変化していく中、故濱口会長を筆頭にマスコミ・ソフィア会を27回に渡って牽引されてこられた会の存在意義について敬意を表され、師岡さん、安田さんら受賞者には、そういった歴史を背負う責任があると戒められました。
また同会も目指すこれからのグローバル社会に対応して、今年4月より新設した国際グローバル学部やこの7月から始まる新しいタイプの英語能力試験「TEAP」についても言及する中、戦後の上智大学の社会的評価は新聞学科がずっと引っ張って来たということ、そこから英語通訳が盛んとなり、当時からLL教室が強化されていたことから「語学の上智」となったこと、さらには、師岡さんが尽力された2020年の東京オリンピックで、再びそのチャンスが訪れるのではないか、その中でますますのマスコミソフィア会の発展を祈願するという熱い思いを語ってくださいました。
また戸川ソフィア会副会長からも、昨年の周年行事に多大な貢献をマスコミ・ソフィア会がしてくれたことに御礼くださるとともに、これからの発展を願って下さいました。
磯浦幹事/稲村幹事/加藤幹事/山口幹事
総会議事では、2013年度活動報告、会計報告、2014年度活動計画、予算案提案などが、稲村哲(’68文英)常任幹事(活動計画担当)山口茂(’57経経)常任幹事(会計担当)、加藤春一(’68経経)常任幹事(監査担当)各委員より報告があり、特に今回は会長が逝去されたこともあって、会則の一部を修正するなどの事案がありましたが、すべての議事について、満場一致で承認されました。
■第24回コムソフィア授賞式
会場で表彰を待つ受賞者の2人
第24回コムソフィア賞授賞式では、コムソフィア賞を受賞された師岡文男(もろおか ふみお)さん(’76文史)、コムソフィア濱口賞の安田菜津紀(やすだ なつき)さん(’10総合人間教育)の2人の方々が順に壇上に上がり、賞状と副賞が授与されました。(受賞理由などは発表ページを参照)
(右)コムソフィア賞:師岡文男(もろおか ふみお)さん
(左)コムソフィア賞濱口賞:安田菜津紀(やすだ なつき)さん
今回は副賞として、元内閣総理大臣で、当会会員でもある陶芸家の細川護煕さん制作の「井戸蕎麦猪口(いどそばちょこ)」を師岡さんに、「信楽葉皿(しがらきはざら)」を安田さんに授与しました。
「井戸蕎麦猪口(いどそばちょこ)」
「信楽葉皿(しがらきはざら)」
またソフィア会からおふたりに、昨年の創立100周年を記念して制作した新井満さんの記念歌「神様のシンフォニー」のCDと本も贈呈いただきました。
■受賞記念講演会
続いて、受賞後初の記念講演が行われました。
師岡文男さん講演
現在上智大学で保健体育研究室室長をされる師岡先生は、上智大学では哲学科卒業の師岡さんがどういういきさつで体育学を志すことになり、果ては、2020年東京オリンピック招致に大変な貢献をされる結果となったのかをお話いただき、そのただならぬ努力と活動の重みに会場の誰もが感心の深いため息が出ました。
安田菜津紀さん講演
また現在フリーのフォトジャーナリストとして活躍される安田さんは、自分がなぜこのような職業を選ぶことになったのかを説明するとともに、カンボジアでの衝撃的な経験から、写真を通じて、世界の人たちに伝えなければならないこと、東日本大震災の体験を風化させることなく伝え続ける必要性などを語ってくださいました。若いながらその強烈な経験の数々に会場は感動の渦に巻き込まれました。
※上記講演録は改めて後日掲載いたします。
■懇親会
講演会のあとは、常任幹事でジャーナリストの最首公司さん(’56文新)の乾杯の音頭で、例年通り懇親会でみなさんと会話をはずませました。最後は参加者全員で輪になって校歌を大合唱。今年も無事年中事業を完了することが出来ました。(レポート:土屋夏彦 ’80理電)
最首幹事の乾杯
懇親会の風景
懇親会の風景
輪になって校歌合唱
輪になって校歌合唱