『超企画会議』(ちょうきかくかいぎ)
KADOKAWA刊 2016年4月21日発行 1,404円
川村元気 (2001文新) 著
5月から自作の「世界から猫が消えたなら」も映画としてロードショー公開するなど、次々と大ヒット映画をプロデュースし、国内外で高く評価されている川村元気さん。その常識を打ち破る企画力はどんな風に生まれたのか?
この本を読むと、その謎が解ける気がする。『超企画会議』は、もし、ハリウッドの巨匠たちと企画会議をすることになったら?川村さんはどんな準備をしてどんな提案をするのか、最初から最後まで、そんな巨匠たち、ウディアレン、スピルバーグ、ティムバートンらとの空想会議の内容が書かれている。その緻密で自由すぎる内容に抱腹絶倒だ。ディカプリオもジョニーデップも会議に乱入してくるわ、で大いに楽しめる。映画好きにはたまらないし、そうでなくても、”空想も本気ですれば実現するのでは?”と思わせてくれる元気になれる一冊である。
川村さんは、来る5月29日(日)の「オールソフィアンズフェスティバル2016」にて、基調講演(12時から12-201教室)で映画の話題、下北沢で人気のブックカフェ「B&B」上智大学店(14時から1-105教室)で本にまつわるトークショーに出演します。ご本人に会えるめったにないチャンス! お誘い合わせの上ぜひご来場下さい。(B&B上智大学店でのトークショーは事前予約が必要です。詳しくはhttp://bookandbeer.com/で近日申込開始)(’83文哲 吉田 真咲)