マスコミ・ソフィア会会員の皆さま:
マスコミ・ソフィア会常任幹事と会報「コムソフィア」編集を担当している向山肇夫(1963法・法)です。2022年最初の「幹事会だより」お届けします。
TOKYO2020を支えたソフィアン
昨年発行された会報「コムソフィア」第81号は、「TOKYO2020と上智大学−オリパラ精神をもとに活躍したソフィアン」を特集した。師岡文男上智大学名誉教授(上智大学ソフィア会オリンピック・パラリンピック支援特別委員会委員長・第24回コムソフィア賞受賞)や松本明子さん(同委員会副委員長)のご協力もあり、TOKYO2020で活躍したソフィアンの姿を描くことが出来た。テレビや新聞では、TOKYO2020に参加してきた世界の国々のアスリートには焦点があたるが、裏方には感心が薄いのは残念であった。
上智大学ソフィア会オリンピック・パラリンピック支援特別委員会が、TOKYO2020に向けての事業には、2016年9月5—9日の「リオパラリンピックに調査団派遣」に始まり2021年の「ウエビナ—・コロナ禍に考えるスポーツのチカラと難民アスリート」など多数数える。オリンピック精神のもとに実施された数々の事業は、レガシーを学内外にもたらしている。これには、学生をはじめ多くのソフィアンが参加したことは喜ばしい。関係したソフィアンには、今後ともTOKYO2020のレガシーを活かし世界に向けて貢献してもらいたいものである。
ところでTOKYO2020のメイン会場の新国立競技場は、新型コロナウイルス感染予防のため会期中回りを塀で囲み開催された。今は塀が取り払われ、これまで気づかなかった「出陣学徒壮行の地」碑が、新国立競技場千駄ヶ谷門入口の前に建っているのがわかる。
かつて日本は、第二次世界大戦の兵力不足のため学生を在学途中で徴兵した。再々建前の競技場は、1943年10月21日全国から学生が集合し、出陣学徒壮行会が行われた場所でもある。これには上智大学学生石倉豊さん(1944商経・石倉洋子デジタル庁デジタル監1971外英の父上)も校旗を掲げ行進した。世界がきな臭い今、決して忘れてならない「出陣学徒壮行の地」碑である。
2022.01.12
マスコミ・ソフィア会常任幹事
向山肇夫(1963法法)
追記:
新型コロナ感染拡大が顕著の折、「第30回コムソフィア賞授賞式・講演会」(2022年1月25日開催)はZOOM配信のみで開催となりました。受賞者は長野 智子さん(1985年外英)と玉川奈々福さん(1987年文国)のおふたりです。コロナの感染状況を鑑み、「ZOOM配信のみ」の開催になりましたが、多くの皆様のご参加をお待ちしております。(下記案内チラシ参照)
また、前号の常任幹事会議事録(No096添付資料)において、入船亭扇治師匠のお名前の表記に誤りがありました。ここに訂正してお詫び申し上げます。(誤)入船亭扇次(正)入船亭扇治
マスコミ・ソフィア会 会長
山本 明夫(1971文新)