マスコミ・ソフィア会会員の皆さま:
5月の「常任幹事だより」は小原るみ子(1972文社)が担当いたします。
「忙しいという字は、こころが亡びると書くので使いたくない」これは、作詞作曲家として活躍された新井満さん(1970法法)が、「お忙しいでしょう!」という問いかけに笑いながら返された言葉だと、知人から聞きました。第18回コムソフィア賞を受賞された新井さんは、昨年末お亡くなりになるまで長い間マスコミ・ソフィア会に在籍しておられました。心からご冥福をお祈りいたします。
寂しい話から始めてしまいましたが、ロシアの「ウクライナ軍事侵攻」以来“言葉の力”に驚嘆しています。
ゼレンスキー大統領は、このきわめて不利な戦いを砲弾でも核弾頭でもなく「スピーチ」という“言葉の力”で戦かっています。世界的に支援者を募り、国際社会への影響力を高めています。SNS上にアップされる演説動画、自分の言葉で語りかけ、各国の議会では国ごとに異なるメッセージを伝える。とてつもなく優秀なスピーチライターがブレーンとしているに違いありません。仮に日本が同じ立場だとして、彼のように「リーダーたる語り」ができるでしょうか。懐疑的です。
間もなくお手元に届く会報「コムソフィア82号」の対談で、コムソフィア賞受賞者の鳥飼玖美子さん(1969外西)と三森ゆりかさん(1981外独)がその解決の糸口について語られています。是非ご一読ください。
最後に、マスコミ・ソフィア会の行事について少しだけ。
5月29日(日)ASF当日は、11時30分より総会を、13時より「ソフィア寄席」を開催。7月2日には「大人の社会見学」の日帰りバス旅が予定されています。
コロナ感染対策のため、この3年あまり会員の皆様とご一緒する機会に恵まれませんでした。今年こそは、是非お目にかかり親交を深めることができたらと願っています。
2022.05.14
マスコミ・ソフィア会 会計/名簿担当
小原るみ子(72文・社)