マスコミ・ソフィア会会員の皆さま:
今月の幹事会たよりは諏訪なほみ(1965・外仏)が担当します。
ベトナムあれこれ
この夏ベトナム、ホーチミンから孫がやってきた。高校生ともなると全く手がかからないうえ、すべてメールで情報を得て出かけて行く。かつてベトム在住だった友人とも連絡を取り合って、3週間はあっというまに過ぎた。
そのベトナム、正式には「ベトナム社会主義共和国」で首都はハノイ、キン族(越人)が約86%で53の少数民族がいるという。宗教は大乗仏教が80%、カトリック、カオダイ教、ホアハオ教ほか。通貨は1万ドンが約62円(2024年6月)。
日本とのかかわりは、古くは716年遣唐留学生となった阿倍仲麻呂が、海難でベトナムから帰国できなくなり、唐の安南都護府の安南説度使に任命されたことであろうか。その後、ずっと時代が下って16〜17世紀になって日越貿易が盛んになり、ホイアンは日本人で賑わったといわれる。1592年に日本人が架けたとされる「来遠橋(日本橋)」があり、今観光名所にもなっている。
その後のことは私の脳裏から消えているが、第二次世界大戦後、第1次インドシナ戦争か勃発、54年のジュネーブ協定により、ベトナムは南北に分断された。60年代半ば以降ベトナム戦争に発展。日本国民の間では反戦運動が高まり、左翼政党や労働団体、べ平連などを中心とする動きが活発になった。出版や報道関係でも大きな動きとなった。日本国政府としては在日米軍基地が後方基地となることを容認した。
今、ホーチミンでは古い建物が取り壊されてどんどん新しくなっている。地下鉄もできている。ますますの発展と充実を期待している。
2025.10.10
マスコミ・ソフィア会常任幹事
諏訪なほみ(1965・外仏)