マスコミ・ソフィア会会員の皆さま:
今月は村田亨(64年外露:2代前の会長で現在は相談役)が担当します。
テレビ業界に60年近くいます。現在もテレビマンユニオンのエグゼクティブプロデューサーしてます。というわけで、何となくテレビの話題です。
《「テレビがつまらなくなった」という声をよく聞きます。なぜでしょうか?》
業界人風に現場を見るとどうなんでしょうか?
紙面に限りがありますから少しだけ羅列してみましょうか。
🧩番組内容の「似たり寄ったり」感
*バラエティでは、同じタレント・同じフォーマット(食レポ、街ブラ、クイズ、リアクション芸など)が繰り返されがちです。
*視聴率を重視するあまり、冒険的・実験的な企画が減ってしまったことも理由のひとつ。
*制作費の削減やスポンサーの意向で、「安全・無難」な番組作りが優先される傾向があります。
📺 制作環境・予算の制約
*広告費の多くがインターネットへ流れたため、テレビ局の制作予算が縮小。結果として、安上がりなスタジオトークや再編集番組が増加。ロケやドラマ制作などのスケールが小さくなっています。
*スタッフの労働環境の問題(長時間労働など)も、企画力の低下につながっているとも言われます。
🧠視聴者の価値観の変化
*SNSの影響で、視聴者はテレビの一方的な情報発信に物足りなさを感じやすくなっています。若い世代ほど、「自分で選んで見る」「共感できる人の発信を見る」傾向が強く、テレビの“押し付け感”が敬遠されるようになっています。
🎭 タレント文化・演出のマンネリ化
*“リアクション芸”や“内輪ノリ”が続き、新鮮味が薄れているという声も多いです。若手タレントや芸人が育ちにくく、常に同じ顔ぶれが並ぶため「昔と変わらない」という印象を与えます。結果として、視聴者がテレビのテンポや構成に「古くさい」「引き伸ばしが多い」と感じることが増えています。
✨ 一方で、面白い番組も確かに存在
*NHKのドキュメンタリーや、地方局の個性派バラエティ、配信と連動した新しい試みなど、「地上波以外の工夫」が注目されるケースも増えています。
*つまり、「テレビ全体がつまらない」というより、“昔と同じ作りの番組が減点方式で見られている”というのが実情です。
・・・すみません、この辺りでネタばらしです。
前書き以降の文章はAI《ChatGPT》の回答です。一部編集して転載しました。
友人と飯を食いながらテレビ番組の現状についてワイワイぶつぶつ言っていたことがそれなりにまとまっていて、AIというのは使い方によってどんな可能性もあるということに感心した次第です。
でも、この調子で番組の構成を作ってもらうとどういうことになるのか・・・!?こんなことにはならないよね、と祈るばかりです。
2025年11月08日
マスコミ・ソフィア会相談役
村田亨(1964年外露)
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