マスコミ・ソフィア会会員の皆さま:

今月の「常任幹事会だより」は枝川葉子(1972外独)が担当します。

「友達は“宝物” ?? 私と上智大学」

 私は、父の仕事の関係で引っ越しと転校の多い子供時代を過ごしました。

 生まれは小倉です。1歳から小学4年まで姫路(学校は、姫路市立広畑第二小学校)。その後、当時の西ドイツへ行くのですが、弟が赤ちゃんだったので父が住まいを確保するまで、紀尾井町の宿舎で一ヶ月ほど過ごしました。今の紀尾井ホールの所です。福田家と武家屋敷を分割した数寄屋造りの建物でした。そして中学1年で帰国して、また荷物が届くまでやはり一ヶ月ほど紀尾井町の宿舎で過ごしました。この時には、ドイツ語が話せるかもと上智の校内や土手で外国人を見つけるとドイツ語で話しかけていました。ドイツ人神父様から「大学生になって上智へいらっしゃい」と言われたのですがすっかり忘れていました。

 帰国後は一年学年を落として杉並区立高井戸小学校6年に編入します。そして高井戸中学校入学、中2で姫路市立広畑中学校へ転校。そして中3の3学期に室蘭聖ベネディクト女子学園に編入し、その高校で卒業して上智大学へ入学しました。

 上智大学に入学して驚いたのは、私が通った日本のすべての学校の学友と上智で再会できたことです。流石にデュッセルドルフの学校(日本人は私と妹だけ)の友達はいませんが、日本語学校(土曜日午後の補習校)やお正月に日本大使館で会う友人にも上智で再会できました。そして「大学生になって上智へいらっしゃい」と言われたことを思い出しました。そういうことだったのかと。学食やメンストで懐かしい友人たちと会えるのもとても楽しみでした。上智大学で個性豊かな先生方に接し、多くの友人達に恵まれたことが私の一番の宝物です。
 
2024.11.08
マスコミ・ソフィア会常任幹事
枝川葉子(1972外独)


写真:創立30年の節目を迎えたソフィアンズスキーの会の仲間たちと